2020-07

セキュリティブログ

Linux Kernel Capability(Linuxカーネルケーパビリティ)に関して(2020年版)

過去にLinux Intrusion and Detection Systems(LIDS)のパッケージメンテナもやっていた経緯があり、Linux Kernel Capability(ケーパビリティ)について纏めた記事を執筆していました(@IT連載:権限を最小化するLinuxカーネルケーパビリティ、IPA 情報セキュリティ技術動向調査(2011 年下期)) 。記事執筆時点から凡そ14年が経過し、Linux Kernel Capability (所謂Linux Capability)も諸々変化してきていて、コンテナなどのアクセス制御にも使われるようになっているので、改めてこちらの記事で2020年(Linux Kernel 5.7)時点のLinux Kerenel Capabilityを纏めてみます。
ゲストブログ

Microsoft Defender Smartscreenの解除を待ち望む日々。

ある日突然フィッシングサイトとして判定されてしまった組織内で利用しているサーバー。その対応の続きです。
OSS脆弱性ブログ

複数のgrub2 と関連するLinux Kernel の脆弱性 (BootHole (CVE-2020-10713, etc.))

07/29/2020に"BootHole (CVE-2020-10713)"と呼ばれる、UEFI secure bootとkernel ロックダウンの機構を危険な状態にする、複数のgrub2 / grub / Linux Kernelの脆弱性が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。関連するCVEはCVE-2020-10713, CVE-2020-14308, CVE-2020-14309, CVE-2020-14310, CVE-2020-14311, CVE-2020-15705, CVE-2020-15706, CVE-2020-15707, CVE-2020-15780 (Linux Kernel), CVE-2019-20908 (Linux Kernel)になります。