Squidの脆弱性(Critical: CVE-2025-62168)

10/20/2025にSquidの脆弱性(Critical: CVE-2025-62168)が公開されていました。遅くなりましたが、今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。

[過去関連リンク(最新5件)]

CVSS/プライオリティ

  • CVE-2025-62168
    • 影響するバージョン
      • squid < 7.2
    • Priority/CVSS SCORE
      • NVD(CVSSv4): Not disclosed
      • NVD(CVSSv31): 10.0: Critical
      • Red Hat(CVSSv4): Not disclosed
      • Red Hat(CVSSv31): 8.6 : Important
    • CVSS Vector
      • NVD(CVSSv4): Not disclosed
      • NVD(CVSSv31): CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N
      • Red Hat(CVSSv4): Not disclosed
      • Red Hat(CVSSv31): CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:N
    • EPSS Score/Percentile
      • DATE(JST): 2025-10-30
      • EPSS: 0.002470000
      • Percentile: 0.479370000

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-62168
    • Squidのクレデンシャル認証時のエラー処理における情報漏洩の可能性
    • Squid 7.2より前のバージョンでは、クレデンシャルのHTTP認証時のエラー処理で情報漏洩を発生する脆弱性があります。この脆弱性はブラウザのセキュリティ保護を迂回し、信頼したクライアントが使用する認証を学習します。これによりSquidをバックエンドのロードバランスで使用しているWebアプリケーションが内部的に使用するクレデンシャルをリモートのクライアントが認識できる可能性があります。これらの攻撃はSquidがHTTP認証出来るように設定されているかには依存しません。迂回策としては、Squidが生成するAdministrator mailtoリンクのデバッグインフォメーションを、email_err_dataをoffにすることで無効にすることです。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください

対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。

[参考]

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