こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
12/21/2022にGnuPGで使用されているlibksbaの脆弱性(CVE-2022-47629)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新10件)]
一時情報源
CVSS/プライオリティ
- CVE-2022-47629
- 影響するバージョン
- mod_auth_openidc < 1.6.3
- 一時情報源
- Priority
- CVSS Score / CVSS Vector
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-47629
- 整数オーバーフローの脆弱性
- libksba 1.6.2にはCRLシグネチャパーサに整数オーバーフローの脆弱性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。