02/13/2023にGnuTLSの脆弱性(Moderate: CVE-2023-0361)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-0361
- 影響するバージョン
- GnuTLS < 3.7.9
- 一時情報源
- Priority
- Red Hat: 7.4 Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
- Red Hat:CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-0361
- Timing Sidechannelの脆弱性
- GnuTLSにBleichenbacherスタイルのタイミングサイドチャネルの問題が見つかりました。不正な形式のRSA暗号文がClientKeyExchangeにあるとき、応答時間はRSAパディングの種類によって異なります。復号化を成功させるには、攻撃者は特別に細工した大量のメッセージを脆弱なサーバーに送信する必要があります。 攻撃者は、ClientKeyExchangeメッセージからシークレットを復元することで、その接続を介して交換されたアプリケーション データを解読できる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。