03/10/2023にApache Log4j 1.x(EOL)の脆弱性(Low: CVE-2023-26464)が公開されました。SeverityはLowでかつEOLの製品ですが、2021年末のLog4Shellの件もあるので、今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- Low(N/A)
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-26464
- Use-After-Freeの問題
- Log4j 1.x(EOL)でChainsawまたはSocketAppenderコンポーネントを使用している場合、攻撃者は特別に細工された(深くネストされた)ハッシュマップや(ログコンポーネントのどれが仕様中かに依存する)ハッシュテーブルを用いて仮想マシンのメモリを枯渇させ、オブジェクトがデシリアライズされる際にDoSを引き起こすことができる可能性があります。この問題はApache Log4j 1.xにのみ影響します。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。