KDE Arkによる意図しないファイル実行の可能性 ( CVE-2017-5330 ) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー

KDE Arkによる意図しないファイル実行の可能性 ( CVE-2017-5330 )

01/06/2017に、KDE上のArk(KDE上のアーカイバツール)に関して、脆弱性情報 ( CVE-2017-5330 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。情報は逐次更新します。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。

01/06/2017に、KDE上のArk(KDE上のアーカイバツール)に関して、脆弱性情報 ( CVE-2017-5330 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細は一次情報源をご確認ください)

  • CVE-2017-5330
    • Arkによる意図しない、シェルスクリプトや実行ファイルを実行する可能性

    • 重要度 – Medium/Moderate

    • Arkの”Open”機能にバグが有り、意図せずにシェルスクリプトや実行ファイルを実行してしまう可能性が有ります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』
参考にして下さい。

また、アプリケーションの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

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