emacsの脆弱性(CVE-2017-14482)
09/14/2017にemacsの脆弱性情報(CVE-2017-14482)が公開されました。Importantでもあるので、今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
09/14/2017にemacsの脆弱性情報(CVE-2017-14482)が公開されました。Importantでもあるので、今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://www.gnu.org/software/emacs/news/NEWS.25.3
悪意のあるLispコードの実行
重要度 – Important
Emacs 19.29-25.2で、Entiched Modeにバグが有り、悪意のあるユーザが特別に細工したファイルをemacsを使用しているユーザに読み込ませることで、emacsを使用しているユーザの権限でコードを実行させることが可能です。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
https://www.gnu.org/software/emacs/news/NEWS.25.3
セキュリティ系連載案内
OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。