GnuTLS の 脆弱性 (GNUTLS-SA-2017-4 : CVE-2017-7507 )
06/07に、GnuTLSの脆弱性( GNUTLS-SA-2017-4 : CVE-2017-7507 )が公開されました。今回は、この脆弱性の簡単な説明と各ディストリビューションの対応状況をまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
06/07に、GnuTLSの脆弱性( GNUTLS-SA-2017-4 : CVE-2017-7507 )が公開されました。今回は、この脆弱性の簡単な説明と各ディストリビューションの対応状況をまとめてみます。
Priority
Moderate
影響するバージョン
GnuTLS 3.5.12以前のバージョン
修正方法
一次情報源と各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細は一次情報源のサイトをご確認ください)
- GNUTLS-SA-2017-4 / CVE-2017-7507
アプリケーションクラッシュの可能性
重要度 – Moderate
TLS Fuzzerにより発見されました。TLS拡張で有効なコンテンツに対してのデコーディング中にNULL Pointer dereferenceを引き起こす可能性が有ります。これにより、GnuTLSを用いたアプリケーションをクラッシュさせることが可能です。
主なディストリビューションの脆弱性情報・アップデート情報
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。
また、アプリケーションの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。