pcreの脆弱性( CVE-2017-7186 )
03/20/2017にpcreの脆弱性情報( CVE-2017-7186 )が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
03/20/2017にpcreの脆弱性情報(CVE-2017-7186)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate/Medium
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2017-7186
リモートユーザによるサービス不能攻撃の可能性
PCRE 8.40のlibpcre1と、PCRE2 10.23のlibpcre2は、リモートユーザにより不正なUnicodeを検索する際にDoS(Readアクセスによるセグメント違反と、アプリケーションクラッシュ)を引き起こされる可能性が有ります。
Moderate/Medium
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux
ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-7186.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。