systemdの脆弱性(CVE-2017-15908)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
10/25に、systemdに関して脆弱性の情報が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Medium/Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/systemd/+bug/1725351
DoSの可能性
重要度:Medium/Moderate
v233-v235のsystemdでは、リモートのDNSサーバが特別に細工されたDNS NSECリソースレコードを返してきた時に’systemd-resolved’サービスのdns_packet_read_type_window()関数で無限ループに陥る可能性が有ります。これにより、サービスにDoSを引き起こすことが可能です。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-15908.html
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-15908
セミナー情報
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