01/25/2025にOpen Virtual Network (OVN)の脆弱性(High: CVE-2025-0650)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2025-0650
- 影響するバージョン
- N/A
- Priority
- NVD: 8.1(HIGH)
- Red Hat: 8.1 HIGH
- CVSS Score / CVSS Vector
- NVD: CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
- Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0650
- 特別に細工されたUDPパケットによるOVN出口のACLバイパス
- Open Virtual Network (OVN)に脆弱性が見つかりました。特別に細工されたUDPパケットにより、DNSレコードがセットされた論理スイッチで同じスイッチに出口のACLが設定されている場合、OVNの出口のアクセス制御リスト(ACL)をバイパスできる脆弱性が判明しています。これによりOVNネットワークの仮想マシンやコンテナに認証を迂回してアクセスできる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/Alma Linux
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。