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(今更ながら)コンテナ技術についてのまとめ – cgroup(1)

Linux コンテナはもう基盤として充分にまとまってきた実装になりました。こちらでは、(今更のことになりますが)クラウドでも使用される基盤となっているため、Linuxコンテナを構成している技術類について改めて振り返り、まとめていきます。 こ...
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“syzbot”と”syzkaller”について (Part 1)

Linux Kernelについての脆弱性を自動検査するツール"syzbot"と"syzkaller"について簡単にまとめていきます。 こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。 Linux Kernelに...
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Linux上で動作するAntiVirusに関して(I)

ここでは、Linux上で動作するAntiVirusを簡単にまとめ、各AntiVirusの性能面を実際にテストしたホワイトペーパーを紹介します。OSSのClamAVも比較に出しています。オンアクセススキャン・オンデマンドスキャンの違いや、それぞれの特性からのお薦めの(運用上なるべく支障をきたさない)設定なども紹介しています。
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OpenSSLの今後のバージョン体系(3.0.0以降)とApache License 2.0の採用

11/28/2018(GMT)に、OpenSSL Blogで「The Holy Hand Grenade of Antioch」として、新たなバージョン番号の体系とライセンスに関しての情報が公開されました。OpenSSLの次期のメジャーバージョン番号は3.0.0(FIPSは2.0.0)となり、さらにApache License 2.0が採用されるようです。
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Modsecurity (3.0) + Elasticsearch + Kibanaでログを可視化する

WAF等に用いられるModSecurityのログですが、可視化するのは意外に面倒くさいです。ここでは、ModSecurity(3.0)のログをElasticsearchに入れKibanaで可視化する方法をまとめます。具体的にはmodsecurity-to-elasticsearchのPythonスクリプトを修正して利用します。
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【Linux Kernel 5.0特集】Kernelに含まれているセキュリティ機構 – Part1(SELinux編)

2019年初の話題として、次期Linux Kernelのバージョンが4.xから5.0になるという話が話題になっています。 メジャーバージョンも上がるということで、一種まとめの機会ではあると思われますので、これから数回に分けてLinux Kernel 5.0での現状のセキュリティ機構(Kernelに含まれているセキュリティ機構)を整理して見ていこうと思います。 過去にもこのような試みを、雑誌媒体を中心としてLSMでやったことが有りますが、最終的に纏まった形で出たのは2008年前後だったと記憶しています。それからちょうど10年という所で、改めて振り返るにはいい機会になるのではないかと思います。 連載の構成 本連載では、Linux Kernelのセキュリティについて、下記のような順番で紹介したいと思います。 LSM(Linux Security Module)の2019での情報まとめ SELinux AppArmor Yama IMA TOMOYO SMACK その他(loadpin, Hardened-UserCopy, その他) ケーパビリティについて ケーパビリティについて、及び使い方(2019年版) seccompについて seccompについて、及び使い方 BPFについて、及び使い方 Kernel Self-Protectionについて
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“syzbot”と”syzkaller”について (Part 2) 「Azure上でsyzkallerは動くのか」

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。 今回はsyzbotを見る前に、検証環境としても便利ですので「Azure上でsyzkallerは動くのか」を検証してみたいと思います。 "syzbot"と"syz...
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【Linux Kernel 5.0特集】Kernelに含まれているセキュリティ機構 – Part2(SELinux編: 後編)

2019年初の話題として、次期Linux Kernelのバージョンが4.xから5.0になるという話が話題になっています。 メジャーバージョンも上がるということで、一種まとめの機会ではあると思われますので、これから数回に分けてLinux Kernel 5.0での現状のセキュリティ機構(Kernelに含まれているセキュリティ機構)を整理して見ていこうと思います。 過去にもこのような試みを、雑誌媒体を中心としてLSMでやったことが有りますが、最終的に纏まった形で出たのは2008年前後だったと記憶しています。それからちょうど10年という所で、改めて振り返るにはいい機会になるのではないかと思います。 今回は、前回の続きでSELinuxのコンテナ(Docker, runc, Kubernetes等)周りについて見ていきたいと思います。 連載の構成 本連載では、Linux Kernelのセキュリティについて、下記のような順番で紹介したいと思います。 LSM(Linux Security Module)の2019での情報まとめ SELinux AppArmor Yama IMA TOMOYO SMACK その他(loadpin, Hardened-UserCopy, その他) ケーパビリティについて ケーパビリティについて、及び使い方(2019年版) seccompについて seccompについて、及び使い方 BPFについて、及び使い方 Kernel Self-Protectionについて
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Mcafee Endpoint Security for Linuxインストール時のTips(CentOS 7上でのfileaccess_modモジュールによるKernel Crash等の問題と解決方法)

今回はMcafee Endpoint Security for Linuxインストール時のTips(CentOS 7上でのfileaccess_modモジュールによるKernel Crash等の問題と解決方法)になります。
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Linux上で動作するAntiVirusに関して(II)

以前(2016)、「Linuxでの効果的なAntivirus の設定と運用」と題して、AntiVirusソフトウェアの一般的な話から、Antivirusソフトウェアがシステムパフォーマンスにもたらす影響の計測、更に効果的に使用する方法について解説しました。( 改訂版: Linux上で動作するAntiVirusに関して(I) ) 今年(2019年)に入り、日経Linux様の2019年5月号で再びAntiVirusソフトウェアの一般的な話と、AntiVirusソフトウェアがシステムパフォーマンスにもたらす影響を最新のソフト/環境を用いて測定し直し、掲載して頂いてます。 ここでは、紙面の都合で紹介しきれなかった、システムパフォーマンスにもたらす影響のグラフと、そのデータに関する解説を掲載します。