セキュリティブログ

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RHEL9での変更点(セキュリティ編:Part1 SELinuxの無効化について)

SELinuxを無効にするには「/etc/selinux/configでselinux=disabledとする」と言ったな、あれは嘘だまもなくRed Hat Enterprise 9(以下RHEL9)が出るという事で、RHEL9での主な変更点がどうなっているかが気になるところだと思います。ここではRHEL9 betaを用いて、RHEL9での特にセキュリティ面での変更点を見ていきたいと思います(betaなので勿論リリース時に変更される可能性もありますが)SELinuxで/etc/selinux/configで「selinux=disabled」が効かなくなる(ハングします)パフォーマンスの向上その他が挙げられています。今回は一番最初の「selinux=disabled」が使えなくなる(システムがハングする事がある)というのを、Linux Kernelのソースコードやdracutシェルなどを使って見ていきたいと思います。SELinuxを無効化にしたいという場合には「bootパラメータで"selinux=0"を付けてください」
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2022Q1セキュリティ脅威動向まとめ

2022も半年近く過ぎ、既に2022Q1でのセキュリティ上の脅威や脆弱性、また悪用されたインシデントが各社・各メディアから報告されています。本レポートでは各社の情報から代表的なものを抜粋し、2022Q1で世界的にどの様なセキュリティ上の問題が起きていたのか・またどの様な攻撃がトレンドでどの様に対策をしていけばよいかを纏めています。
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2022Q2セキュリティ脅威動向まとめ

2022も半年を過ぎ、既に2022Q2でのセキュリティ上の脅威や脆弱性、また悪用されたインシデントが各社・各メディアから報告されています。本レポートでは各社の情報から代表的なものを抜粋し、2022Q2で世界的にどの様なセキュリティ上の問題が起きていたのか・またどの様な攻撃がトレンドでどの様に対策をしていけばよいかを纏めています。
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SELinux/iptablesとApache Log4jの任意のコード実行の脆弱性(Log4Shell: CVE-2021-44228)

ここでは、本件の脆弱性のPoCをSELinux/iptablesで保護できるかどうかを確認して考察したいと思います。12/10/2021にApache Log4jの任意のコード実行の脆弱性(Log4Shell: CVE-2021-44228)が公開され、引き続いてCVE-2021-45046や、log4jv1の脆弱性CVE-2021-4104, CVE-2021-42550 も出ており、攻撃も既に観測されています。さらに先程CVE-2021-45105(DoS)も出てます。セキュリティ界隈の方々や開発者、運用者含めてITエンジニアの方々は、先週から本件でかなり振り回されていると思います。