Ansibleの脆弱性(CVE-2017-7550)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
11/22/2017にAnsibleの脆弱性情報(CVE-2017-7550)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-7550
情報漏えいの可能性
重要度 – Moderate
影響範囲 – Ansible (2.3.x before 2.3.3, and 2.4.x before 2.4.1)
Ansibleが特定のパラメータをjenkins_pluginモジュールに渡す方法に欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者は、この欠陥を用いてリモートのホストのログから重要な情報を公開できる可能性が有ります。この欠陥は、”params”の引数でパスワードを指定できないようにする事で修正されました。更にこれはモジュールのドキュメントにも記載されました。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
https://github.com/ansible/ansible/issues/30874
セミナー情報
2017/11/29 19:00に、OSSセキュリティ技術の会 第二回勉強会を行います。
今回のテーマは新世代のOSS認証基盤です。
https://connpass.com/event/69314/がプログラム内容と申し込みの詳細になります。奮ってご参加下さい。
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