antの脆弱性(CVE-2018-10886)




07/16/2018にantの脆弱性情報(CVE-2018-10886)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


 

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/16/2018にantの脆弱性情報(CVE-2018-10886)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-10886
    • Antを使用したユーザによる任意のファイルの書き換えの可能性

    • 重要度 – Moderate

    • 1.9.12以前のantでは、unzipとuntarのターゲットで、ターゲットディレクトリ外のファイルを展開することを許してしまう問題があります。これを利用して細工されたzipやtarファイルをantに食わせることで、antを実行したユーザの権限で任意のファイルが書き換えられる可能性が有ります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

[参考]

https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-10886

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