Apache HadoopのYARN NodeManagerの脆弱性 ( CVE-2016-3086 )
01/10/2017に、Apache HadoopのYARN NodeManagerの脆弱性 ( CVE-2016-3086 )が公開されました。今回は、この脆弱性の簡単な説明と各ディストリビューションの対応状況をまとめてみます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
01/10/2017に、Apache HadoopのYARN NodeManagerの脆弱性 ( CVE-2016-3086 )が公開されました。今回は、この脆弱性の簡単な説明と各ディストリビューションの対応状況をまとめてみます。
Priority
Important
影響するバージョン
Hadoop 2.6.0, 2.6.1, 2.6.2, 2.6.3, 2.6.4
Hadoop 2.7.0, 2.7.1, 2.7.2
修正方法
一次情報源と各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細は一次情報源のサイトをご確認ください)
- CVE-2016-3086
- YARN NodeManagerによるCredential Providerからのパスワード漏洩の可能性
- 重要度 – Important
- 2.6.4/2.7.2より前のYARN NodeManagerに問題が有り、Credential Providerに格納されたパスワードが漏洩する可能性が有ります。
主なディストリビューションの脆弱性情報・アップデート情報
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
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