01/26/2025にClamAVの脆弱性(Medium: CVE-2025-20128)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2025-20128
- 影響するバージョン
- N/A
- Priority
- NVD: 5.3(MEDIUM)
- Red Hat:
- CVSS Score / CVSS Vector
- NVD: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L
- Red Hat:
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-20128
- ClamAV OLE2 File Format Decryption によるDoSの脆弱性
- ClamAVのOLE2復号化ルーチンに脆弱性が見つかりました。これにより認証されていないリモートの攻撃者がデバイスに対してDoSを仕掛けることが可能です。この脆弱性はヒープバッファーオーバーフローをチェックするための境界チェックに整数アンダーフローの脆弱性が含まれていたことに起因します。攻撃者はOLE2コンテンツを含む細工されたファイルを送り込むことでClamAVスキャンプロセスを終了させることが出来、最終的にDoS(サービス停止)へと繋がります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/Alma Linux
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。