07/05/2023にeximの脆弱性(Important: CVE-2024-39929)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2024-39929
- 影響するバージョン
- exim < 4.97.1
- 一次情報源
- Priority
- Red Hat: 3.7 Important
- CVSS Score / CVSS Vector
- Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:L/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:N
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2024-39929
- 拡張子による保護を迂回する可能性
- Exim 4.97.1までは、複数行のRFC2231ヘッダーのファイル名解析に問題があるため、リモートの攻撃者が$mime_filenameによる拡張子ブロック保護メカニズムをバイパスし、エンドユーザのメールボックスに実行可能な添付ファイルを配信する可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/Alma Linux
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。