bind9の緊急の脆弱性 (CVE-2015-8000,CVE-2015-8461)
(各社対応については逐次更新します)。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
12月16日にbind9の脆弱性(CVE-2015-8000, CVE-2015-8461)が報告されています。影響度合いも”Critical”,”Medium”になっていますので、ここでは、本脆弱性について簡単にまとめてみます。
(※)各社対応については逐次更新します
Priority
Critical
影響するバージョン
bindバージョン | CVE-2015-8000> | CVE-2015-8461 |
---|---|---|
9.9系列 | 9.9.8以前のバージョン | 9.9.8-P1以前のバージョン |
9.10系列 | 9.10.3以前のバージョン | 9.10.3-P1以前のバージョン |
対応
下記のバージョンに上げてください。詳しくは、各ディストリビューションの情報を参照してください
- bind-9.8系列: 9.9.8-P2
- bind-9.10系列: 9.10.3-P2
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2015-8000
namedに対するリモートからのサービス停止
重要度 – Critical
BINDが悪意のあるDNS入力に対して拒絶する箇所にバグがあり、不正なクラスを受け付けてしまうようになっていました。これにより、REQUIREアサーションフェーラーを引き起こし、結果としてnamedを異常終了させることが可能になります。この脆弱性を利用した攻撃は、リモートから可能になります。
- CVE-2015-8461
競合によるDoSの脆弱性
重要度 – 中
実装上の問題により、resolver.c中のINSIST assertin failureの出力を伴い、namedが以上終了します。
主なディストリビューションの対応方法
bind9及び関係するパッケージのバージョンを更新する必要があります。
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
本家
debian
ubuntu
http://people.canonical.com/%7Eubuntu-security/cve/2015/CVE-2015-8000.html
http://people.canonical.com/%7Eubuntu-security/cve/2015/CVE-2015-8461.html
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Oracle Linux/Oracle VM
(not affected)
SUSE
CVE-2015-8000: bind: remote denial of service by misparsing incoming responses
(not affected)
CVE-2015-8000
CVE-8461
CVE-8461
CVE-2015-8000
CVE-2015-8000