Oracle Javaの脆弱性(CVE-2016-0636)
Oracle JavaのCriticalな脆弱性が公開されていますので、各ディストリビューションの対応状況をまとめます。
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
3月24日にOracle Javaの脆弱性が公開されています。影響範囲も大きくCriticalなものになるため、今回はこのJavaの脆弱性についてまとめてみます。
関連するCVE
CVE-2016-0636
Priority
Moderate
影響するバージョン
JAVA SE 7 Update97/JAVA SE 8 Update74 より前の全てのバージョン
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
悪意のあるサイトにアクセスした際に任意のコードが実行される可能性
重要度 – Critical
JAVAが有効になっているWebブラウザで悪意のあるサイトを開いた際に、リモートからの攻撃で任意のコードが実行される可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Red Hat Enterprise Linux 5/CentOS 5
Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6
Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7
Oracle Linux
Oracle Linux 5
Oracle Linux 6
Oracle Linux 7
OpenSUSE
ubuntu
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
また、javaを使用してサービスを提供している場合には、サービスの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]