glibcの脆弱性(CVE-2018-6551)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
02/03/2018に、glibcの脆弱性が公開されました(CVE-2018-6551)。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate/Medium
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
_int_mallocにおける整数オーバーフローによるヒープ衝突の可能性
GNU C Library(glibc/libc6)の2.24-2.26(PowerPC), 2.26(i386)では、SIZE_MAXに近い引数のmallocコールの扱いに問題があり、ヒープ衝突が発生する可能性が有ります。
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主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、アプリケーションやOSの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
https://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=22774
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-6551
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