Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Apr 2021)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。

04月20日に四半期恒例のOracle Critical Patch UpdateでOracle Javaの脆弱性(CVE-2021-23841, CVE-2021-3450, CVE-2021-2161, CVE-2021-2163)が公開されました。今回はこちらのJavaの脆弱性についてまとめてみます。

情報は分かり次第追記・更新します。



CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • CVE-2021-23841
    • 影響するバージョン:Oracle GraalVM Enterprise Edition: 19.3.5, 20.3.1.2, 21.0.0.2
    • サブコンポーネント: Node (OpenSSL)
    • CVSS 3.0 Base Score 7.5
    • CVSS Vector: 元情報参照
    • OpenSSLの脆弱性です。
  • CVE-2021-3450
    • 影響するバージョン:Oracle GraalVM Enterprise Edition: 19.3.5, 20.3.1.2, 21.0.0.2
    • サブコンポーネント: Node (Node.js)
    • CVSS 3.0 Base Score 7.4
    • CVSS Vector: 元情報参照
    • OpenSSLの脆弱性です。
  • CVE-2021-2161
    • 影響するバージョン:Java SE: 7u291, 8u281, 11.0.10, 16; Java SE Embedded: 8u281; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 19.3.5, 20.3.1.2, 21.0.0.2
    • サブコンポーネント: Libraries
    • CVSS 3.0 Base Score 5.9
    • CVSS Vector: 元情報参照
    • 情報は詳細が分かり次第更新します。
  • CVE-2021-2163
    • 影響するバージョン:Java SE: 7u291, 8u281, 11.0.10, 16; Java SE Embedded: 8u281; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 19.3.5, 20.3.1.2, 21.0.0.2
    • サブコンポーネント: Libraries
    • CVSS 3.0 Base Score 5.3
    • CVSS Vector: 元情報参照
    • 情報は詳細が分かり次第更新します。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、サービスの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。



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