こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
07月19日に四半期恒例のOracle Critical Patch UpdateでOracle Javaの脆弱性(CVE-2022-34169 CVE-2022-25647 CVE-2022-21541 CVE-2022-21540 CVE-2022-21549)が公開されました。今回はこちらのJavaの脆弱性についてまとめてみます。
情報は分かり次第追記・更新します。
[関連リンク(最新5件)]
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Apr 2022)
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Jan 2022)
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Oct 2021)
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Jul 2021)
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Apr 2021)
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory – Jan 2021)
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2022-34169
- 影響するバージョン:Oracle Java SE: 7u343, 8u333, 11.0.15.1, 17.0.3.1, 18.0.1.1; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 20.3.6, 21.3.2, 22.1.0
- サブコンポーネント: JAXP (Xalan-J)
- CVSS 3.0 Base Score 7.5
- CVSS Vector: 元情報参照
- 情報は詳細が分かり次第更新します。
- CVE-2022-25647
- 影響するバージョン:Oracle GraalVM Enterprise Edition: 20.3.6, 21.3.2, 22.1.0
- サブコンポーネント: Native Image (Gson)
- CVSS 3.0 Base Score 6.2
- CVSS Vector: 元情報参照
- 情報は詳細が分かり次第更新します。
- CVE-2022-21541
- 影響するバージョン:Oracle Java SE: 7u343, 8u333, 11.0.15.1, 17.0.3.1, 18.0.1.1; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 20.3.6, 21.3.2, 22.1.0
- サブコンポーネント: Hotspot
- CVSS 3.0 Base Score 5.9
- CVSS Vector: 元情報参照
- 情報は詳細が分かり次第更新します。
- CVE-2022-21540
- 影響するバージョン:Oracle Java SE: 7u343, 8u333, 11.0.15.1, 17.0.3.1, 18.0.1.1; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 20.3.6, 21.3.2, 22.1.0
- サブコンポーネント: Hotspot
- CVSS 3.0 Base Score 5.3
- CVSS Vector: 元情報参照
- 情報は詳細が分かり次第更新します。
- CVE-2022-21549
- 影響するバージョン:Oracle Java SE: 17.0.3.1; Oracle GraalVM Enterprise Edition: 21.3.2, 22.1.0
- サブコンポーネント: Libraries
- CVSS 3.0 Base Score 5.3
- CVSS Vector: 元情報参照
- 情報は詳細が分かり次第更新します。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- SUSE/openSUSE
- Ubuntu
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
また、サービスの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
日々のメモを更新しています。
セキュリティ関係ニュースを更新しています。個別で情報出せるようになる前の簡単な情報・リンクなんかも載せていきます。
セミナー情報1
2022/06/24にこちらのセミナーで「最近の状況を鑑みた脆弱性対策の重要性について」として2022-Q1の脆弱性の情報を入れながら、脆弱性対策についてお話します。ご興味がありましたらぜひご参加下さい。