kernelの脆弱性( CVE-2017-7487 ) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー

kernelの脆弱性( CVE-2017-7487 )

05/12/2017にkernelの脆弱性情報(CVE-2017-7487)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

05/12/2017にkernelの脆弱性情報(CVE-2017-7487)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-7487
    • Use-After-Freeの脆弱性

    • 重要度 – Moderate

    • Linux Kernelのipxitf_ioctl()に問題があり、IPXインターフェースが使われている時に非特権ユーザ空間からUse-After-Free問題を引き起こせる可能性があることがわかりました。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』
参考にして下さい。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-7487

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