linux kernelの脆弱性( CVE-2017-8797 )
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
07/02/2017にkernelの脆弱性情報(CVE-2017-8797)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-8797
knfsdへのDoSやシステムへのsoft-lockupの可能性
重要度 – Important
linux kernel 4.11.3まででNFSv4のリモート攻撃者によるUDPパケット中のGETDEVICEINFOやLAYOUTGETの検証に問題が有りました。これにより、OOPSを発生させてknfsdのDoSを引き起こしたり、システムへのsoft-lockupを引き起こす可能性が有ります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-8797
セミナー情報
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今回も、前回に引き続き、ゲスト講師をお招きし講演をいただきます。
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