Linux Kernelのvt(virtual console)での脆弱性情報(Moderate: CVE-2020-25668)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

11/01/2020にLinux Kernelのvt(virtual console)での脆弱性情報(Moderate: CVE-2020-25668)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-25668 Linux Kernel <= 5.9.2 vt: vt_ioctl: fix VT_DISALLOCATE freeing in-use virtual console

Red Hat: 7.0 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内

セミナー情報1

コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS)2020併設のワークショップ、 OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2020の企画講演セッション及び、 一般論文セッションの発表募集をさせていただきます。

今年度はオンラインでの開催となります。奮ってのご投稿、お待ちしております。

https://www.iwsec.org/ows/2020/


タイトルとURLをコピーしました