Linux Kernelに複数の脆弱性(Moderate: CVE-2020-29660, CVE-2020-29661)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

12/11/2020にLinux Kernelに複数の脆弱性(Moderate: CVE-2020-29660, CVE-2020-29661)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

\n

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-29660 Linux Kernel < 5.9.13OSS Security List: Subject: 2 kernel issues

Red Hat: 7.4 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2020-29661 Linux Kernel < 5.9.13OSS Security List: Subject: 2 kernel issues

Red Hat: 7.4 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内


タイトルとURLをコピーしました