Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2021-4155)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

01/10/2021にLinux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2021-4155)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-4155 Linux Kernel < 5.13.3

Bug 2034813 (CVE-2021-4155) – CVE-2021-4155 kernel: xfs: raw block device data leak in ioctl(XFS_IOC_ALLOCSP)

Red Hat: 5.5 Important

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

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