こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
12/15/2022にmod_auth_openidcの脆弱性(Moderate: CVE-2022-23527)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新10件)]
一時情報源
CVSS/プライオリティ
- CVE-2022-23527
- 影響するバージョン
- mod_auth_openidc <= 2.4.12.1
- 一時情報源
- Priority
- Red Hat: 4.7 Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
- Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-23527
- Open Redirectの脆弱性
- Apache 2.x HTTPサーバ上でOpenID認証認可の為に使用するmod_auth_openidcにOpen Redirectの脆弱性が見つかりました。リダイレクトURIにlogoutパラメータを与えられた際に、oidc_validate_redirect_url()が/\tで始まるURLを正しくチェックしないためOpen Redirectを招く可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。