ModSecurityの脆弱性情報(High: CVE-2021-35368)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

06/30/2021にModSecurityの脆弱性情報(High: CVE-2021-35368)が公開されていました。古くなりましたが、今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-35368https://coreruleset.org/20210630/cve-2021-35368-crs-request-body-bypass/

Vendor: 8.0 HIGH

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-35368
    • バイパスの可能性
    • OWASP ModSecurity Core Rule Set(CRS)に、リクエストボディ中の後端のパス名情報をバイパスする問題が見つかりました。従って、CRS Web Application Firewallルールセットで保護されているにも関わらず、アプリケーションサーバがリクエストURI中で追加のパス情報を許可している場合には、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。CRS 3.0.x, 3.1.0, 3.1.1はEOLになっているため、ユーザは3.1.2, 3.2.1, 3.3.2にアップグレードする必要があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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