ntpdにリモートからDoS攻撃を受ける脆弱性(CVE-2016-7434)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
11/22に、ntpdに関して脆弱性の情報( CVE-2016-7434 )が出ています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Low
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- CVE-2016-7434
ntpdに対するリモートからのDoS攻撃の可能性
重要度 – Low
認証されていないリモートのユーザが、加工したUDPパケットを送ることで、ntpdをクラッシュさせることが可能です。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
また、サービスの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
[参考]
https://bugzilla.suse.com/show_bug.cgi?id=1011398
http://dumpco.re/cve-2016-7434/
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