OpenShiftの脆弱性(CVE-2018-1102) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー
OpenShiftの脆弱性(CVE-2018-1102)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
04/27/2018にOpenShiftの脆弱性情報(CVE-2018-1102)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Critical
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1102
権限昇格の可能性
重要度 – Critical
Openshift Enterprise 3.xでのsource-to-image機能に問題が発見されました。tar/tar.go中のExtractTarStreamFromTarReaderでの、tarファイルに含まれるパスの検証の問題により、悪意のあるユーザによる権限の昇格の可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
N/A
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
N/A
SUSE/openSUSE
N/A
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-1102
セキュリティ系連載案内
OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。
OSSセキュリティ技術の会によるThinkITでの連載「開発者のためのセキュリティ実践講座」がThinkIT上で開始しました。技術の会の中の人間で、最新の代表的なOSSセキュリティ技術を紹介していきます。
OSSセキュリティ技術の会により、ThinkITでLinuxSecuritySummit 2017のレポートが紹介されています。
OSSセキュリティ技術の会の面により、@ITで「OSS脆弱性ウォッチ」が連載されています。
セミナー情報
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