03/17/2022にOpenSSHの脆弱性(CVE-2023-28531)とOpenSSH 9.3が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- OpenSSHの脆弱性(CVE-2023-25136)
- OpenSSHのssh-agentの脆弱性情報(CVE-2021-28041)と新バージョン(OpenSSH 8.5)のリリース
- OpenSSHの脆弱性情報(Important: CVE-2021-41617)と、OpenSSH 8.8のリリース
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-28531
- 影響するバージョン
- OpenSSH < 9.3
- 一時情報源
- Priority
- N/A
- CVSS Vector
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-28531
- ssh-addの問題
- OpenSSH 9.3より前のOpenSSHに含まれるssh-addでは、意図されたホップ単位での宛先に対する制約無しにssh-agentにsmartcardキーを加えることが可能です。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。