こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
01/28/2021 (JST) にMIPS上のOpenSSLの脆弱性情報(Moderate: CVE-2021-4160)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
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OpenSSLの脆弱性情報(Moderate: CVE-2021-4044)と新バージョン(OpenSSL 3.0.1)
OpenSSLの脆弱性情報(High: CVE-2021-3711, Moderate: CVE-2021-3712 )と新バージョン(OpenSSL 1.1.1l)
OpenSSLの脆弱性情報(Moderate: CVE-2021-23841, Low: CVE-2021-23839, CVE-2021-3712)
OpenSSLの脆弱性情報(High: CVE-2020-1971)
Priority
CVE番号 | 影響するバージョン | Priority | CVSS Score / CVSS Vector |
---|---|---|---|
CVE-2021-4160 | OpenSSL 3.0.0 | Vendor: Moderate |
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-4160
- libsslにおける無効なX509_verify_cert()のエラーハンドリングの問題
- 重要度 – Moderate
- 対象 – OpenSSL 3.0.0
- MIPS32とMIPS32の積算処理におけるきゃりー電波のバグが見つかりました。いくつかのTLS 1.3デフォルト曲線を含む多くのECアルゴリズムが影響を受けます。攻撃の前提条件が考えにくく秘密鍵を再利用する必要があるため影響は詳しくは解析されていません。解析ではRSAやDSAに対してこの欠陥の結果を利用することはとても難しく、通常はありえないとされています。解析では、DHに対する攻撃では殆どの秘密鍵の情報についての演繹がオフラインで実行されることが必要であるため、(当然とてもむずかしいですが)実行可能であると考えています。その様な攻撃には明白に多くのリソースが必要になります。しかしながら、TLSに対する攻撃で意味を持たせるには、サーバがDH秘密鍵を複数のクライアント間で共有している必要がありますが、このオプションはCVE-2016-0701以降では無くなっています。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
また、サービスの再起動が発生する場合には、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
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