09/08/2022 (JST) にOpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2023-3817)が公開されています。こちらはLowでかつWindowsのみが対象となっていますが、念の為こちらの脆弱性の概要を簡単にまとめてみます。
(2023/09/19追記:修正バージョンとしてOpenSSL 3.1.3 / 3.0.11 / 1.1.1wが出ています)
[過去関連リンク(最新5件)]
- OpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2023-3817, CVE-2023-3446)と新バージョン(3.1.2, 3.0.10, 1.1.1v)リリース
- OpenSSLの脆弱性情報(Moderate: CVE-2023-2650)
- OpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2023-0465, CVE-2023-0466)
- OpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2023-0464)
- OpenSSLの脆弱性情報(High: CVE-2023-4807, Moderate: CVE-2022-4203, CVE-2022-4304, CVE-2022-4450, CVE-2023-0215, CVE-2023-0216, CVE-2023-0217, CVE-2023-0401)と新バージョン(3.0.8, 1.1.1t)
- OpenSSLの脆弱性情報(Low: CVE-2022-3996)
- OpenSSLの脆弱性情報(High: CVE-2022-3786, CVE-2022-3602)と新バージョン(3.0.7, 1.1.1s)
一次情報源
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-4807
- 影響するバージョン
- (Windowsのみ) OpenSSL 3.1.0-3.1.2, 3.0.0-3.0.10, 1.1.1-1.1.1v
- Priority
- Vendor: Low
- CVSS Score / CVSS Vector
- N/A
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-4807
- POLY1305 MAC実装がWindows上のXMMレジスタを破壊する問題(CVE-2023-4807)
- 重要度 – Low
- 対象 – OpenSSL 3.1.0-3.1.2, 3.0.0-3.0.10, 1.1.1-1.1.1v
- POLY1305 MAC (message authentication code: メッセージ認証コード)の実装に問題があり、AVX512-IFMA命令をサポートするX86_64プロセッサで実行した際に、Windows 64 プラットフォーム上のアプリケーションの内部状態が破壊される可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- N/A
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- N/A
- Ubuntu
- N/A
- SUSE/openSUSE
- N/A
対処方法
Windows上でのOpenSSLを新しいものに更新しましょう。