こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
06/28/2018にperl-archive-zipの脆弱性情報(CVE-2018-10860)が公開されています。脅威度はLowですが、今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
一次情報源
Bug 1591449 – (CVE-2018-10860) CVE-2018-10860 perl-Archive-Zip: Directory traversal in Archive::Zip
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-10860
Archive::ZIPモジュールでのディレクトリトラバーサルの可能性
重要度 – Low
PerlのArchive::Zipでは、 Perlの脆弱性(CVE-2018-12015)と同じく、ディレクトリトラバーサルの問題があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2018/CVE-2018-10860.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
[参考]
Bug 1591449 – (CVE-2018-10860) CVE-2018-10860 perl-Archive-Zip: Directory traversal in Archive::Zip
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