こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
06/08/2018にPerlの脆弱性情報(CVE-2018-12015)が公開されています。脅威度はLowですが、今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Low
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-12015
Archive::Tarモジュールでのディレクトリトラバーサルの可能性
重要度 – Low
5.26.2までのPerlでは、Archive::Tarモジュールでリモートの攻撃者がディレクトリトラバーサルから保護するメカニズムをバイパスし、任意のファイルをアーカイブに含まれるsymlink等で置き換える事が出来る可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
[参考]
perl: CVE-2018-12015: Archive::Tar: directory traversal
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