Perl 5 on Windowsの脆弱性 ( CVE-2017-12814 )
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
9/27に、Perl 5 on Windowsに関しての脆弱性情報 ( CVE-2017-12814: Windows )が出ています。今回は、これらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
任意のコード実行の可能性
perl on Windows で、5.24.3-RC1より前の5.24.x系と5.26-RC1より前の5.26.x系には、win32/perlhost.h中のCPerlHost::Addメソッドにスタックベースのバッファーオーバーフローが存在します。攻撃者はこれを用いて、長い環境変数を利用することで任意のコードを実行することが可能になります。
対応方法
詳細は、元のパッケージ提供元にご確認ください
対処方法
提供元或いは導入元の案内に従い、アップデートを行ってください。
[参考]
Bug #131665 for perl5: [CVE-2017-12814]Perl $ENV Key Stack Buffer Overflow
セキュリティ系連載案内
OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。
OSSセキュリティ技術の会によるThinkITでの連載「開発者のためのセキュリティ実践講座」がThinkIT上で開始しました。技術の会の中の人間で、最新の代表的なOSSセキュリティ技術を紹介していきます。
セミナー情報
10/12(水)に「OSSインフラナイターvol.2」と題して、インフラ関連のセミナーを行います。この回では、『OSSエキスパート鼎談シリーズ: ここだけでしか聞けないAnsibleの話 』と題してAnsibleの最新動向から実際の効果を、鼎談を交えて説明致します。
今回も、前回に引き続き、ゲスト講師をお招きし講演をいただきます。
https://connpass.com/event/67715/がプログラム内容と申し込みの詳細になりますので、是非お申し込み下さい。