PHPの脆弱性(CVE-2017-16642)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
11/07/2017にphpの脆弱性情報(CVE-2017-16642)が公開されました。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-16642
情報漏えいの可能性
重要度 – Moderate
5.6.32/7.0.25/7.1.11以前のPHP5系/7系では、日付の拡張機能のtimelib_meridianが’front of’と’back of’ディレクティブを処理する際に問題が有り、攻撃者は日付の文字列を使ってext/date/lib/parse_date.cのphp_parse_date()関数による境界外読み出しを利用して、インタプリタを用いて情報を読み出すことが可能です。
注意:これはCVE-2017-11145として採番されている問題とは異なる問題になります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-16642
セミナー情報
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