02/13/2023にphpMyAdminの脆弱性(Moderate: CVE-2023-25727 / PMASA-2023-1)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-25727
- 影響するバージョン
- phpMyAdmin < 4.9.11 , 5.2.1
- 一時情報源
- Priority
- Vendor: Moderate
- CVSS Score / CVSS Vector
- N/A
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-25727
- XSSの脆弱性
- phpMyAdminにXSS の脆弱性が発見されました。認証されたユーザーが特別に細工された .sql ファイルをドラッグ・アンド・ドロップインターフェースを介してアップロードすることにより、XSS攻撃を実行できます。
- 緩和策:$cfg[‘enable_drag_drop_import’] を無効にすることでドラッグ・アンド・ドロップインターフェースが無効になり脆弱性を迂回することが出来ます。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。