こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
04/05/2022にpodmanの脆弱性情報(Moderate: CVE-2022-27649)が公開されていました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
[関連リンク(最新5件)]
CVSS/一次情報源
CVE番号 | 影響するバージョン | リファレンス | Priority | CVSS |
---|---|---|---|---|
CVE-2022-27649 | < 4.0.3 | Podman’s default inheritable capabilities for linux container not empty | Red Hat: 4.8 Moderate | Red Hat: CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:N |
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-27649
- PodmanのLinuxコンテナに対する空でないデフォルト継承ケーパビリティセットによる問題
- Podmanにバグが見つかりました。空でない継承Linuxプロセスケーパビリティでコンテナを作成した場合で、Linux環境でファイルケーパビリティの継承を有効にしている場合execve(2)でPermittedセットに昇格できます。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
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