02/09/2024にPostgreSQLの脆弱性(Important: CVE-2024-0985)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
- PostgreSQLの脆弱性情報(Moderate: CVE-2022-2625)と新バージョン(14.5, 13.8, 12.12, 11.17, 10.22)
- PostgreSQLの脆弱性情報(Important: CVE-2022-1552)と新バージョン(14.3, 13.7, 12.11, 11.16, 10.21)
CVSS/プライオリティ
- CVE-2024-0985
- 影響するバージョン
- 15, 14, 13, 12
- 一時情報源
- Priority
- Vendor: 8.0
- CVSS Score / CVSS Vector
- Vendor: AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2024-0985
- PostgreSQL non-owner REFRESH MATERIALIZED VIEW CONCURRENTLY で任意のSQLを実行可能
- PostgreSQLのREFRESH MATERIALIZED VIEW CONCURRENTLYでの権限剥奪が遅いため、オブジェクトクリエータが任意のSQL関数をコマンド発行として実行できることがわかりました。このコマンドは、MATERIALIZED VIEWの所有者として SQL関数を実行することを目的としており、信頼されていないMATERIALIZED VIEWの安全なリフレッシュを可能にします。この攻撃では、被害者(superuser)を誘導して攻撃者のMATERIALIZED VIEW上でREFRESH MATERIALIZED VIEW CONCURRENTLYを同時に実行させる必要があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。