PowerDNSの脆弱性(CVE-2017-15120)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
12/12/2017にPowerDNSの脆弱性情報(CVE-2017-15120)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
High
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- PowerDNS Security Advisory 2017-08: Crafted CNAME answer can cause a denial of service (CVE-2017-15120)
リモート攻撃者によるDoSの可能性
重要度 – High
影響のあるバージョン:PowerDNS Recursor (4.0.0 – 4.0.7)
PowerDNS Recursorに問題が見つかりました。特別に細工された、INとは異なるクラスのCNAMEを含む応答をパースする際に、NULLポインタディリファレンスが発生します。この問題にはCVE-2017-15120が割り当てられました。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-15120.html
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
PowerDNS Security Advisory 2017-08: Crafted CNAME answer can cause a denial of service
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