procmailの脆弱性(CVE-2017-16844)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
11/17/2017にprocmailの脆弱性情報(CVE-2017-16844)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-16844
リモートの攻撃者によるDoSまたは任意のコード実行の可能性
重要度 – Important
procmail 3.22では、付属のformailのformisc.c中のloadbuf()関数にヒープベースバッファーオーバーフローの脆弱性があります。リモートの攻撃者は、これを利用してDoS(アプリケーションクラッシュ)を引き起こしたり、細工されたe-mailメッセージを用いて任意のコードを実行することができる可能性が有ります。これはCVE-2014-3618とは異なる脆弱性になります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=876511
セキュリティ系連載案内
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