Pythonの脆弱性(CVE-2017-17522) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー

Pythonの脆弱性(CVE-2017-17522)

12/15/2017にPythonの脆弱性情報(CVE-2017-17522)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

12/15/2017にPythonの脆弱性情報(CVE-2017-17522)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Moderate/Medium

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17522
    • リモート攻撃者による引数インジェクションの可能性

    • 重要度 – Moderate/Medium

    • 3.6.3までのPythonのLib/webbrowser.pyでは、BROWSER環境変数で指定されるプログラムを起動する前に文字列をチェックしないため、リモートの攻撃者が細工したURLを用いて引数へのインジェクション攻撃を行うことができる可能性があります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』
参考にして下さい。

また、アプリケーションの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17522

セキュリティ系連載案内

—–

タイトルとURLをコピーしました