ruby gem Net::LDAPの脆弱性 (CVE-2017-17718)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
12/17/2017にrubyのgemライブラリであるNet::LDAPの脆弱性情報(CVE-2017-17718)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
一次情報源
必ず一次情報源も御確認ください。
LDAPS vulnerable to MITM – failure to validate hostname against CN or SAN in X509 Cert #258
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17718
Ruby Gem Net::LDAP (net-ldap)での不完全なSSL証明書チェック
重要度 – Moderate
Ruby Gem Net::LDAP (net-ldap) 0.16.0より前のバージョンでは、SSL証明書のチェックが行われていませんでした。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
LDAPS vulnerable to MITM – failure to validate hostname against CN or SAN in X509 Cert #258
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