Squidの複数の脆弱性情報(CVE-2020-14058, CVE-2020-14059, CVE-2020-15049)と新バージョン(4.12/5.0.3)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/03/2020にSquidの複数の脆弱性情報(CVE-2020-14058, CVE-2020-14059, CVE-2020-15049)と新バージョン(4.12/5.0.3)が公開されています。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

CVE番号影響するバージョンPriorityCVSS Score / CVSS Vector

CVE-2020-14058

3.1-3.5.28, 4.0-4.11, 5.0.1-5.0.2

Vendor: High

Vendor: CVSS 7.3 HIGH/ CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H/E:F/RL:O/RC:C/CR:X/IR:X/AR:H/MAV:N/MAC:H/MPR:N/MUI:X/MS:C/MC:N/MI:N/MA:H

CVE-2020-14059

Squid 5.0.1-5.0.2

Vendor: High

Vendor: CVSS 7.3 HIGH/ AV:N/AC:H/PR:L/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H/E:U/RL:O/RC:C/CR:X/IR:X/AR:H/MAV:N/MAC:H/MPR:L/MUI:N/MS:C/MC:N/MI:X/MA:H

CVE-2020-150492.0-2.STABLE9, 3.0-3.5.28, 4.0-4.11, 5.0.1-5.0.2

Vendor: High

Vendor: CVSS 9.3 HIGH/ AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H/E:F/RL:O/RC:C/CR:H/IR:H/AR:H/MAV:N/MAC:L/MPR:L/MUI:N/MS:C/MC:H/MI:H/MA:H


修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)



対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、サービスの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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