08/31/2023にVMWare Toolsの脆弱性(Important: CVE-2023-20900)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。
[過去関連リンク(最新5件)]
CVSS/プライオリティ
- CVE-2023-20900
- 影響するバージョン
- VMWare Tools 12.x.x , 11.x.x , 10.3.x
- 一次情報源
- Priority
- Vendor: 7.5 Important
- CVSS Score / CVSS Vector
- Vendor: CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
- 影響するバージョン
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2023-20900
- SAML Token署名検証の迂回の脆弱性
- VMWare Toolsで、SAMLトークン署名検証の迂回の脆弱性見つかりました。仮想マシンネットワーク内で中間者攻撃(MITM)を行える攻撃者はこの脆弱性を利用してSAMLトークンの署名検証を迂回することによりVMWare Toolsのゲスト操作を実行できる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/Alma Linux
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。