xrdpの脆弱性(CVE-2017-16927)
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
11/23/2017にxrdpの脆弱性情報(CVE-2017-16927)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Moderate
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-16927
ローカルユーザによるDoS(バッファーオーバーフロー)の可能性
重要度 – Moderate
0.9.4までのxrdpのsesman/libscp/libscp_v0.c 中のscp_v0s_accept関数では信頼できない整数値をwrite長として使用していました。これにより、ローカルユーザがDoS(バッファーオーバーフローとアプリケーションクラッシュ)を引き起こす事ができる可能性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
Debian
Red Hat Enterprise Linux/CentOS
Ubuntu
SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。
Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を
参考にして下さい。
[参考]
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-16927
セミナー情報
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