こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。
01/28/2022にApache Tomcatの脆弱性情報(Low: CVE-2022-23181)が公開されています。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
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Apache Tomcatの脆弱性情報(Important: CVE-2021-42340 )
Apache Tomcatの複数の脆弱性情報(Important: CVE-2021-30639, CVE-2021-33037, Low: CVE-2021-30640 )
Apache Tomcatの脆弱性情報(Important: CVE-2021-25122, Low: CVE-2021-25329 )
一次情報源
CVE番号 | 影響するバージョン | リファレンス | Priority | CVSS |
---|---|---|---|---|
CVE-2022-23181 | 8.5.55 to 8.5.73, 9.0.35 to 9.0.56 , 10.0.0-M5 to 10.0.14 , 10.1.0-M1 to 10.1.0-M8 | Vendor: Low Red Hat: 7.0 Moderate | Red Hat:CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-23181
- 権限昇格の可能性
- Apache Tomcatの脆弱性情報(High: CVE-2020-9484)の修正(TOCTOU)が競合状態の脆弱性を含んでいたため、ローカルの攻撃者がtomcatプロセスで使用されているユーザに権限昇格出来る可能性があります。この問題はtomcatがFileStoreを使ってセッションを持続させるように設定されている場合のみに影響を受けます。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
- Ubuntu
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
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